【読書日記】一度でいいから、嬉しくて泣いてみたい。 みうらじゅん、リリー・フランキー『どうやらオレたち、いずれ死ぬっつーじゃないですか』
みうら:でもオレ、飲み屋で話しててすっごく楽しくなってきて、ションベン行く時間ももったいなくなるときあるよ(笑)。話の内容じゃなくて、好きな友達といるオレが嬉しくってさ。「ちょっと待って」って話半ばにションベン行っても、気が気じゃなくて。そんなとき、いつもパンツあげてもオシッコちょっと出るね(笑)。
リリー:笑ってるときって、嬉しさと楽しさが共存してますよね。でもその嬉しさって、楽しいことがあって、「やっぱ、この人たち好きだなー」って思える、きゅっとした瞬間ですよね。
ああ、いいなあ。
幸せをもしも定義するのなら、こういうことじゃないだろうか。
そういえば山田邦子さんも、どこかでこんなことを言ってたなあ。
誰と、何を食べるか。
哲学もイデオロギーも関係ない。
人間が生きる究極の目的って、
結局そこに尽きるんじゃないだろうか。
一番好きな人と、一番好きな物を食べる。
幸せって、つまり、そういうことなんじゃない?
人はやっぱり、好きな人といるべきだと思う。
いつ死ぬかなんてわからないんだから。一回でも多く笑い合える人生にしよう。