パンの耳がすき

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【読書日記】心の穴との向き合い方。 二村ヒトシ『なぜあなたは「愛してくれない人」を好きになるのか』

幸せそうな人には、心の穴がないように思えるかもしれませんが、そうではありません。自分を愛すること(受容すること)ができてる「幸せそうな人」とは、自分の心の穴をふさいだり無理にコントロールしようとしたりせず、おりあいをつけている人なのです。 

 

これもやはり「自己肯定感が高い」ということなのだろうか。

 

だけど「自己肯定感」という言葉にはどこか、あまりにもポジティブな印象がある。

エス!イエス!みたいな。(個人的な見解です)

 

ちょっとしんどい気がしてしまう。

 

聞こえは良くないかもしれないが、著者の言う「自己受容」というのは、もっと省エネなんじゃないだろうか。

 

内なる自分に対して、「ああ、そうなのね。そう思ったのね。」みたいに話を聞いてあげてるかんじ。

 

ちゃんと聞いてあげる。それだけなのかも。

 

心の穴の「かたち」というのは「こういう状況だと、こういう気持ちになる。こう行動してしまう」という、感情や考え方のクセのことです。コントロールできない感情・行動だけでなく、自分でコントロールできていると思ってる部分もふくめて。

 

恋愛の場面にかぎらず、自分は「どんな目にあうと、どんな気持ちになるのか」「どんな人から、どんなことをされると、どんな反応をするのか」を、見つめてみましょう。

他人から見た自分には、「どんな欠点があって、どんな魅力があるのか」を冷静に考えてみましょう。