【読書日記】他の星のはなし
自分を否定する言葉を吐く人というのは往々にして、それを聞く人のことも傷つけます。
否定しているということは何らかの基準で自分を評価しているということ。そしてそれは周りの人のこともその基準で評価していると宣言しているようなもの。
そんなとき、私はまんまと傷ついてしまいます。
「私は私」といくら心の中で唱えたって、なかなか逃れることは難しいです。
だからそんな時は、逆に自分が「思い込み」を手放すといいらしいです。
「相手がじぶんの領域に踏み込んでいる」という「思い込み」を手放すことが本当の「解放」につながります。
相手の言動はどうしたって変えられない。
だけど「そもそも相手は自分の領域内で好きに言ってるだけで、私の領域には踏み込んでいない」というふうに解釈を変えることはできる。
あくまでも「相手の感想」ととらえてしまう。
言わば”他の星のはなし”。
「その考え方は間違っているよ」などと言われたときには、「決めつけられた」と思い込むのではなく、「相手はそう思ったんだ」という範囲にとどめれば、「自分の領域」を侵されないですみます。実際に、相手がそう思ったのは、「相手の領域」内の話です。ですから、「そう思うんだね」「考えておくね」という程度の受け答えで十分なはずです。