【読書日記】利己主義を貫いてみる。
そろそろ読んどこうかと思い、D・カーネギーの「人を動かす」を読んでおります。
ずっと思ってたけど、タイトルがなんとも、思い切ってますよねえ。まあ、これくらいインパクトがあった方が本は売れるのか。
まだ読み始めたばかりなんですが、ちょっと未来の自分に覚えておいてほしい箇所があったので。
死ぬまで他人に恨まれたい方は、人を辛辣に批評してさえおればよろしい。その批評が当たっていればいるほど、効果はてきめんだ。
およそ人を扱う場合には、相手を論理の動物だと思ってはならない。相手は感情の動物であり、しかも偏見に満ち、自尊心と虚栄心によって行動するということをよく心得ておかねばならない。
私は小さい頃から、人に強くものを言うのが苦手でした。
それは気の弱さ、自分に対する自信のなさからでした。
もし相手とおなじ過ちを犯したら、もっと非難されて、もっと恥ずかしい思いをするという思いが常にあった。いわば利己主義なんです、昔から。
陰口を言ってしまうことはあったから、全然ただの小心者なんですが。(笑)
だけど利己主義自体は、あながち悪いものでもないのかも、と最近は思い始めました。
本当の意味で、長期的な目で自分のためを考えるなら、人を批判したり、陰口を叩くことはやっぱりしない方がいい。さらっと利己主義ではなく、それを貫いちゃえばいいのでは?とか考えているんですが、まだまだ検証中の段階です。
人を批評したり、非難したり、小言をいったりすることは、どんなばか者でもできる。そして、ばか者にかぎって、それをしたがるものだ。
理解と、寛容は、すぐれた品性と克己心をそなえた人にしてはじめて持ちうる徳である。
英国の思想家カーライルによれば、
「偉人は、小人物の扱い方によって、その偉大さを示す。」
若いときは人付き合いがへたで有名だったベンジャミン・フランクリンの成功の秘訣は、「人の悪口は決していわず、長所をほめること」だったそうです。
人の悪口を言わないと決めたのなら、徹底的に言わないこと。心に留めておこう。