【読書日記】考えすぎないように、考えよう。 みうらじゅん、リリー・フランキー『どうやらオレたち、いずれ死ぬっつーじゃないですか』
リリー:自殺ができる人って勇気もあるし、すごく自尊心が強いと思うんです。だから逆に、そういう性質をもった人がネットで赤の他人と集まって自殺するっていうのが、いまひとつ理解できないんです。そのとき、もうすぐ死ぬわけじゃないですか。それなのに最後くらい人と違う自殺をしてやろうと思わないのかなって。
例えば練炭みたいな、そんな安価なもので……だったら、東京ドームぐらいのでっかい練炭を作って(笑)、練炭を2万個ぐらい集めたうえで死ぬとか。切羽詰まると自分が人生の主人公だってことを忘れるんでしょうかね。
みうら:それだけの量だと集めてるうちに、何のために集めてるのかわからなくなるね(笑)。
リリー:そのうち練炭に詳しくなったりして(笑)。
そういえば小さいころ、この世界の主人公は誰なんだろうってずーーっと考えてたなあ。
母親に聞いてみても納得できる答えは返ってこなくて。
今でもわからないけど、なんとなーくはわかってきた。(かも?)
………
ってことは、今でも考えてるんじゃん。(笑)
小さいころから変わらず、哲学が好きだったんだろうなあきっと。
答えは出ないけど、考えてしまうんだから、仕方ない。ゆるく考え続けよう。
リリー:やっぱり酒も、体調が悪いと飲みたいと思わなくなるじゃないですか。タバコもそうだし。意外と体に悪いことでも、やりたいと思っているうちはまだマシで。結局のところ、いろんなことの結論は、みんな考えすぎて破綻してるこということがよくわかりますよね。
だ けど、考えすぎは、禁物です。。。