【読書日記】傷つくこと前提で、人と付き合う。
4年間くらい、ひきこもってしまった時期があった。
ここ最近になってようやく、人付き合いの楽しさを感じられるようになった。
心から話せる人に巡り合えたことが大きいかもしれない。
それでも、それは自分から人に出会いに行ったおかげなわけで。
自分に対する自信を全く失っている状態で、人と話すことはすごくすごく勇気のいることだった。
まあ、ひきこもる以前も、ほんとうの意味で自信を持てていたのかは怪しいけれど。(まあそれは今もなんだけど)
そんな今日は久しぶりに「嫌われる勇気」を読んでおります。
哲人:もうおわかりでしょう。なぜあなたは自分が嫌いなのか?なぜ短所ばかり見つめ、自分を好きにならないでおこうとしているのか?それはあなたが他者から嫌われ、対人関係のなかで傷つくことを過剰に怖れているからなのです。
青年:どういうことです?
哲人:赤面症の彼女が男性から振られることを怖れていたように、あなたは他者から否定されることを怖れている。誰かから小馬鹿にされ、拒絶され、心に深い傷を負うことを怖れている。そんな事態に巻き込まれるくらいなら、最初から誰とも関わりを持たないほうがましだと思っている。つまり、あなたの「目的」は、「他者との関係のなかで傷つかないこと」なのです。
そもそも、傷つくことを避けて人と付き合うことは無理なのだと、私もようやく気づきはじめた。
傷つくことを前提にして、でもそれを補って余りあるくらいの喜びもあると信じて、それを探しにゆく。
もちろん傷つきすぎるのはよくないから、なるべく避けるようにする。逃げることは全然悪いことじゃないんだし。
そういえば、「俺はアドラー心理学を学んだぜ」みたいな人に限って、その人の正義を押し付けてきたりするように感じるんだけど、気のせいだろうか。
私もそうならないように、気をつけよう。。